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院外研修「秋田赤十字病院三次救急」に参加して ≪2年次研修医≫

当院の臨床研修医は2年次に秋田赤十字病院で救急研修を行います。当院から飛び出し三次救急を経験することが出来るこのプログラムですが、現在の2年次研修医はどのような感想を持ち何を学ぶことが出来たのでしょうか。それを書いていただきリレー形式でお送りします。

○第4回 水野 雄貴 

12月、雪が降り始める秋田に行ってきました。慣れない土地であることに加え、最高気温が氷点下にもなる環境がまず大変でした。ドクターヘリもあり、広域搬送を請け負う秋田救急の中核をなす秋田赤十字病院と聞き研修に向かいました。

研修の内容については、救急の初期対応から集中治療室での治療まで幅広く学ばさせていただきました。ほんの1ヶ月ではありますが、貴重なこれからの糧となる研修だったと思います。大変ではありましたが、秋田の先生方に支えられ良い研修となりました。

ただ、気になることもいくつかあり、その1つは救急の体制についてです。秋田の3次救急を担う病院ではありますが、救急部の医師は3名のみです。また、看護師も人数が十分とは言えない状況でした。そうした状況では過労とストレスからスタッフは疲弊し、救急部存続にまで関わる可能性のある問題と思います。3次救急として必要とされているにも関わらず、救急における人員不足は深刻で憂慮すべき課題であると認識しました。

秋田の病院の少なさもあってか、3次救急を主体としているにも関わらず軽症患者の診療に多くの時間が割かれているのが現状でした。心肺停止の患者さんを治療している一方で、かかりつけ医には行きたくないと救急外来を受診される方もおり、患者サイドの意識の改革が求められると思います。また、施設からは状態が悪化してから救急搬送されるなど、施設として患者さんの状態を把握し最低限の医療知識さえあれば、これほど重症化することはなかったのにと思われるような症例もありました。

医療以外の多くのことにぶつかりました。憤りも感じました。高齢化社会が進もうとしている中で、家族や施設のあまりに無慈悲で無機質な対応には心締め付けられる思いです。仕方がないの一言で片付けなければいけないことなのか、その答えはこれから自分の人生を歩んでゆく中で見つけていこうと思います。

   
吹雪の中の秋田赤十字病院  
○第3回 澤木 綾子 

初期臨床研修の一環で、秋田赤十字病院へ救急研修に行ってきました。
当院にはない「救急部」での1ヶ月、戸惑うことも多くありましたが、とても充実した研修が出来ました。
初日から救急患者さんを受け持たせて頂き、上級医の先生方やスタッフの皆さんに多くの迷惑をかけましたが、みなさん温かく、ときに厳しく、メリハリのある指導してくださったのが印象的でした。

私の秋田研修は11月ということで、秋物から冬物まで沢山の衣類と一緒に旅立ちました。最初1週間は「岐阜と変わらないかも」と秋物のコートで過ごすことが出来ました。けれどその後は順調に寒くなり、最終週はダウンコートが大活躍。3日ほど雹(ひょう)に見舞われました。

秋田の方たちとお話しする中で知ったことがいくつかあります。まず、「側溝」は雪かき用の大きく深いものも含めるということ。側溝に落ちたという方と話していて、どう転ぶと全身入るのだろうと思っていたら、そう教えて頂きました。
また、岐阜というと高山・白川郷のイメージがあるため、雪のつもるイメージがあること。雪道を運転したことがないというと驚かれました。

今までと全く違う環境での研修から、沢山のことを学ぶ事が出来ました。指導して頂いた秋田赤十字病院の皆さん、ありがとうございました。

12月は、秋田で購入したスノーブーツと一緒に、高山赤十字病院に行ってきます。

 
桜で有名な角館
少しだけ紅葉も残っていました
  きりたんぽ鍋と稲庭うどん
 
なまはげ体験、外は雹でした   男鹿の漁師料理、真鯛の石焼
○第2回 松本 光善 

10月の1ヶ月間、三次救急の研修のため秋田赤十字病院に行ってきました。
高エネルギー外傷など岐阜赤十字病院ではなかなか経験出来ないような症例を経験することが出来たことは非常に勉強になりました。また、研修医のレベルも高く、求められる診療技術も高いため切磋琢磨しながら成長することが出来、自分自身の意識も高まりました。
ドクターヘリ研修ではその意義と実際の活動を勉強することが出来ました。研修中に5回の出動があり貴重な体験をさせていただきました。

さて、研修内容はそこそこにして、高田先生があまり触れていない観光について記そうと思います。秋田県は奥入瀬渓流、乳頭温泉、白神山地、田沢湖など観光資源が豊富であり、きりたんぽや比内地鶏、稲庭うどんといった地元の名産グルメもあります。東北地方の各県へのアクセスも便利で、青森県や岩手県を観光することも出来ました。
1ヶ月という短い期間で全てを堪能することは出来ませんでしたが、充実したオフを過ごすことが出来ました。10月の秋田は岐阜よりも寒いですが雪はまだ降らず紅葉もきれいだったので時期としてもちょうど良かったかもしれません。

 
秋田赤十字病院宿舎の近くから見た夕日   竜飛崎(竜泊ラインより)
彼方に見えるのは北海道
○第1回 高田 英里 

9月に、三次救急研修で秋田赤十字病院に行ってきました!
1か月間でしたが、有意義な研修になりました。三次救急ならではの症例もたくさん経験しました。
また、私が研修を行った月は1年次研修医と一緒だったのですが、彼らの適確な対応を見て、「もっとがんばらなくちゃ」と再認識をし、研修医同士で相談し合いながら救急初期対応を行っていく(最終的には上級医に相談しますが)ということはとても新鮮でした。
彼らと色々な知識を交換することができたのは、自分にとって大変プラスになりました。

ドクターヘリには5回ほど乗りました。内容としては、消防訓練、転院搬送、現場駆けつけ(作業事故、胸痛など)で、すべてのパターンを経験できました。今年の1月から操業しており、私の研修期間に100件超えをしました。

週末は秋田駅周辺と近隣にあるイオンショッピングセンターを往復していました。観光らしいことはしなかったです(笑) 
秋田観光は次以降の先生の研修医だよりにおまかせします☆
観光はあまりできませんでしたが、研修医のイベントも多くみんなが温かく迎え入れてくれたおかげで、寂しくない楽しい1か月間を過ごすことができました。
10月には日赤の総会があるので、そこでまた一緒に研修を行った研修医の仲間に会えるのを楽しみにしています。

 
ドクターヘリに乗り込む高田医師   秋田赤十字病院外観
日本赤十字社 岐阜赤十字病院

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