研修医日記

第8話

1年と5ヶ月      磯谷 美奈

 研修が始まって1年と5ヶ月が過ぎました。病院のスタッフの方にも親しくしていただき、楽しく研修ができて本当にありがたいと思っています。指導医の先生をはじめ、スタッフの方々の暖かい協力があってこそと思います。今回は自分の経験したことから考えたことを書かせていただきたいと思います。

 1年目の時に受持ちをさせていただいた患者様のことです。その患者様は入院が長引き他の病気も合併し、なかなか良くならず、検査をすれば新たに問題が見つかる事も多く、患者様のストレスは溜まっていく一方でした。

病室を訪ねると怒りをぶつけられ、毎日顔を合わせるのがとても辛く思いました。“何とかしなくては・・・”という焦りで私の余裕が無くなり、患者様にそれが伝わってしまったのだと思います。患者さまに一方的に怒られてばかりで、何も言えず話を聞いていただくこともできない為、病院に行くのが嫌で仕方が無い時がありました。

 後にその患者様は軽快し退院することができましたが、結局最後までその患者様からの信頼を得ることは出来なかったのではないかと思います。その時は自分の努力が報われず、悔しい気持ちで一杯でした。しかし時間が過ぎ、考え直してみると、一番辛かったのは患者様自身であることに気が付きました。不安だからこそ怒りをぶつける。私も辛かったけれど患者様はもっと辛かったのだろうと今は感じますし、私はその事を忘れてしまっていたようにも思います。一度不信感を患者様にもたれてしまうと、信頼を取り戻というのは本当に難しいと感じました。その患者様のことは思い出すのも辛いですが、とても大切な基本的な事を考える機会であったと思います。。

 いろいろな患者様に出会い、学ぶことはたくさんあると思います。些細な事や大きな事、色々な事で思い悩んだりもしますが退院された患者様に外来でお会いし、声を掛けていただくことは本当に嬉しく、そんな時に、医者になって良かったと思います。これからも色々な事を少しずつ学んで成長していきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

2年目を迎えて      永井 真吾

 ダイエットの成果で一過性に減量を成し遂げ、各所でやせたんじゃ?と言われいい気になってきっちりバウンドした永井です。おまけに 職員健診で胸写が引っかかりCTをとることになりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか

 私は今、1年目の内科系・外科系研修を終え、2年目になり精神科・地域医療とまわり現在は泌尿器科でお世話になっています。どんなことを勉強させてもらって・・・という真面目な話はたぶん期待されていないので他の二人にお任せして、昨年の思い出話でもしたいと思います。泌尿器科の前任、守山先生(実は学生時代からの腐れ縁なのです)に、『仙骨硬膜外麻酔(お尻の割れ目の上くらいから、麻酔薬を注射します)』の手技を教わっていたのですが・・・

 “言葉で聞いているだけではいまいち穿刺する部分がどこなのかわかりません”と言うことを伝えると、先生はわざわざ自分のお尻を使って説明してくれました。「いいか、ケツのここんところに穴があるから、そこにまっす刺せば抵抗なく入るから」と。「ここですか?」「いや、ポイントはここだ。」なんて言いながら尻を触る男二人を見守る3階スタッフの視線が何やらおかしいことに気が付いたのは、あらかた話を聞き終わった後でした。

研修医2年目      三田 桂子

 早いもので、研修医2年目もすでに半分が過ぎようとしています2年目という実感や成長したという思いがあまりないまま、過ぎてしまった感じがありますが、周りの皆さんからはどう思われているのでしょうか。1年前と比べて、少しは成長していると思われているのなら、うれしいことです。

 新しい研修医制度の中、様々な科を勉強させていただけるのは、本当に幸せなことだと思っております。しかし、それ以上に学んだことを無駄にしない様に、日々勉強していかなければならないと思っております。どの診療科に行っても、先生方に熱心にご指導いただき、スタッフの方々のフォローで大きなトラブルも無く過ごせていると思います。ありがとうございます。

 残り半年で、あとどれだけ自分の物にできるか分かりませんが、守られている間にいろいろな経験をし、ご指導いただいた先生方に少しでも近づけられるよう、そして患者様に喜んでいただけるよう精一杯頑張っていきたいと思っております。これからもよろしくお願いいたします。

日本赤十字社 岐阜赤十字病院

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